【不登校】「どうして学校に行きたくないの?」もうこう聞いて疲れる必要はない!

不登校

どうも、不登校の娘が一年ぶりに登校時間に学校に行けたテルです。

不登校のお子さんがいるパパママなら誰もが口にしたことがある台詞「どうして学校に行きたくないの?」

突然「学校に行きたくない」「学校を休みたい」と言われたら、こう言って理由や原因を確認するのは当然と言えば当然です。

素直に理由を話してくれるお子さんもいるかもしれません。でも中には何も言わない子もいます。

すると親は「なんで何も言わないの!?」と困惑して、悲しくなったりイライラしたりしてしまう。

テルはそうでした。

今回はテルと同じような悩めるパパママに実体験を通した問題解決のヒントをご提供。

結論はこれ……不登校の原因を追究する必要はない! だから一生懸命聞き出そうとしなくて大丈夫! です。

さて、具体的にどうしてテルがこう考えるようになったのか見ていきましょう。

体験談:テルが一年間、不登校の理由を何度も聞き出そうとした結果……

娘のテル美(小1)が不登校になってからテルは何度も何度も「どうして学校に行きたくないの?」と聞きました。

そしてその度にテル美は無言で何も言いません。まるで、私の言葉が聞こえていないかのようにだんまり。

その姿を見て、まだ幼いから言葉が出てこないのだと思いテルは作戦変更。

「何か嫌なことあった?」「勉強が嫌なの?」「上手くできないことがあるの?」「先生となんかあった?」

など、当たりをつけて質問。すると、ちらほらイエスかノーで返事をくれる。

テルはそのイエスを手掛かりに、不登校解決を目指して行動しました。先生に伝えたり、本人に心構えを教えたり。

しかし、そうやって周囲の環境を整えても、テル美は「学校に行く」とは言いませんでした。

となれば違う原因があるはずだと、また同じことを繰り返す。

結果、不登校のまま。

そうしてテルは大きな疑問を抱きます。

テル
テル

具体的な原因がないのに、不登校になることってあるの???

テルが当時、不登校の原因としてもっともイメージしやすいのはいじめなどの人間関係勉強についていけないなどの学習に関する問題。

いじめはテル美には全く当てはまりそうにないし、勉強は嫌だとは言うけど、勉強嫌いでテストの点数が低くても学校には通い続ける子はいる。

ならば、どうしてテル美は学校に行けないんだ!? 不登校の原因は一体何なんだ!? と散々頭を抱えて悩みました。

今現在もテル美が不登校になった原因は具体的にはわかっていません

つまり、具体的な理由がなくても不登校になるということです

けれども、原因が不明のまま、もしくは不登校になった理由をテル美本人がわからないままにもかかわらず、テル美は今学校に通えるようになっています

さて、ではテルはどうやって不登校の原因に向き合ってきたかを、次から解説していきます。

「どうして学校に行きたくないの?」はそもそも聞いていい?

不登校に関する本や記事を確認すると、不登校の原因を聞き出そうとしてはいけないと解説されていることが結構よくあります。

この意見に対してテルの半分賛同・半分反対です。

理由は単純。

不登校になる子の状況は千差万別! 不登校になった理由を聞いて欲しいと思う子もいるかもしれないからです。

さらに、もし不登校になった理由がいじめや先生の接し方や教室の環境など、家庭でどうしようもないことだったら、学校と親と子どもは連携してその問題に向き合わなくてはなりません。

なので、子どもが理由を話してくれる分は、親はそれを解決するために出来ることをやってあげるべきだと思います。(※親が一人で判断して学校とやり取りするのはNG。必ず子どもと相談しながら、本人が望むことを学校に伝えるようにテルはしました)

重要なのは、子どもが自分から話してくれることなんです。

つまりテルの出した結論はこれ……

しつこく理由を聞き出そうとするのはNG!

「どうして学校に行きたくないの?」と聞くこと自体は悪いことではないとテルは個人的に考えています。実際何度も聞いてしまっていますし。

でも、一度聞いて答えてくれなかったら、本人にも理由はわからないか理由を言いたくないかのどちらか。

テル
テル

テルはしつこく聞きすぎてめちゃくちゃ険悪な雰囲気になったし、ますますテル美にダンマリされてしまいました。

そんなときは、理由がわからないことや話したくないという気持ちを受け入れてあげてください。

そして、不登校の原因解明や解決よりも優先すべきことをしていきましょう!

不登校の原因がわからなくても、ママパパにできることはある!

不登校になったからには原因があるからにして、その原因がわからなければ、次に何をするべきなのかわからないのであるから、だから原因を教えてくれよ我が子!!!

と、頭を抱えたくなり、イライラしたり、不安になったり。そんな気持ちはとてもよくわかります。

大切なお子さんがそれまで出来ていた学校に行くという行為ができなくなって親が焦るのは当然です。

けど、安心してください。

不登校になった原因や理由はわからない状態でもアナタにできるこどがあります!

それはこの2つ!

子どもの心のコップを満たす
★自分の心のコップを満たす

心のコップとはなんぞや?

そう思った方は合わせてこちらの記事も是非お読みください。テルが娘の不登校を乗り越え、子育てに自信がもてるようになった考え方を紹介してあります。

★子どもの心のコップを満たす

これは要するに、学校に行く気力がなくなってしまったお子さんの気力を取り戻しましょうということです。

長くなるので詳細は上記の内部リンクから確認していただきたいのですが、とてもシンプルに言うと、『学校に行きたくない=不登校』なのだから『学校に行ってもいい=登校』に気持ちを作ってあげるということです。

不登校の原因や理由を語れない、もしくは考えることができない状態のお子さんは、心が疲れ切っている可能性が高いです。

「あー、何も考えたくない。何もしたくない。体が動かない」

今アナタが日ごろのストレスでこうなってしまったとして、ご両親に「なんで仕事に行かないの? なんで家事をしないの? なんで健康なのにゴロゴロしてるの!?」と畳みかけられたら嫌ですよね?

もしくは、今お子さんの不登校に悩んでいるアナタに「どうしてアナタの子は不登校になったの?」「育て方の何がいけなかったの?」「これからどうするの?」と周囲に迫られるのと同じくらい、お子さんも嫌に感じる、って言えばわかりやすいですかね。

この、「何もできねぇー………」って状態から抜け出すために心のコップを満たすことがとても大切なんです。

そして、心のコップが満たされてくると、自然とお子さんは前向きになっていき、学校に行ってみた方がいいかも、行ってみようかな、行ってみよう、と心が変化していきます。

心の変化に応じて、どうやったら学校に行けるのかを親子で作戦会議をしたりすると、それまで全く語ってくれなかった、学校に行きづらい理由を教えてくれたりするようになるんです。

そしたら、それを子どもと一緒に少しづつ解決していく。

この流れでテル美は再登校できるようになりました。

★自分の心のコップを満たす

さぁここまで読み、さらに心のコップの記事にも目を通したママパパさんの中には「よっしゃ、我が子のコップを満杯にしてやろう!」とやる気いっぱい夢いっぱいになっているでしょうか?

テルは違うと思います。

テルは違いました。

テル
テル

心のコップとか言われてもさぁ、そんな風に子どもと向き合う気力なんて今の私にはないよぉ~~~。

こんな風に思っている人、多いんじゃないでしょうか?

ママパパがやる気になれない原因は様々あると思いますが、テルはその原因の中にほぼ確実にこれが入っていると思います。

アナタ自身の心のコップが満たされていない!!

そう、お子さんだけじゃなくてアナタ自身が疲れ切っていませんか?

お子さんを癒す存在であるアナタが笑顔になれないしんどい状況。子どもと接していても笑顔は人工的で、張り付けたよう。

もし、そんな状況なら優先すべきは実は親であるアナタの方です!

勿論、お子さんを放置してよいと言っているわけではありません。

でも、あなたが満たされずイライラしてお子さんに優しくできない状況にあるなら、まずはアナタが休憩するべきであり、アナタのコップを満たすべきです。

ママパパがいつもニコニコしていて余裕があれば、お子さんにも同じ変化が起こります。

アナタ自身も大切にすることが、アナタのお子さんの心のコップを満たすことに繋がります!

(※親の心が満たされている状態はどうして不登校解決に必要なのか、またどうやったら心に余裕を持てるようになれるかについての記事は執筆次第ここにリンク張りますね!)

結論:不登校になった理由は親が積極的に知ろうとする必要はなし!

不登校になった原因や理由はお子さんが言いたくなったり、言う必要があると感じたら自然と話してくれます。

だからもう、「どうして学校に行きたくないの?」と聞くことでアナタが心をすり減らす必要はありません。

聞いて答えてもらえなかったら「答えられないときもあるよね」とさらっと受け入れて、心のコップに注目すればいいんです。

そして、お子さんとアナタ自身に気力が満ちれば、不登校問題から脱出するための解決策が自ずと見えてくるものです。

テルとテル美は再登校という解決策にチャレンジ中ですし、人によっては転校・フリースクール・自宅学習、などの解決策を選ぶ場合もあるでしょう。

どんな選択肢でも家族で話し合って、最終的にお子さん自身で決めたことならば、それは大きな第一歩。

その第一歩が踏み出せるように、テルは応援しています!

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