どうも、テルです。
小1の娘が不登校なってから再登校(現況:母子登校で教室まで付き添い)に至るまでの現在までの体験談を投稿します。
・同じ悩みを抱えている家庭のリアルな体験談が気になる。
・小学校低学年の不登校の実態を知りたい。
・不登校から再登校までの道のりを知りたい!
・不登校の悩みから解放されたい
などの悩みを抱えたママさん・パパさん、たった一人の体験談といえど、具体的でリアルな例は貴重!
どうぞ読んでみて下さい。
登場人物紹介
まずは登場人物を簡単にご紹介
テル:二児の母
真面目で効率重視なパート主婦
かなりの面倒くさがり
テル美:長女
小1から不登校になる。
かなり真面目な甘えん坊
ちびテル:次女
幼稚園生。おおらかだけど甘えん坊
夫くん:テルの夫
教育関係者
テル一家についての詳しい紹介はこちらのページをチャック!
「まさかうちの子が!?」がリアルになった夏休み明け
長女テル美の小学一年生の夏休み明け、始業式の日。
この日からテルの戦いは始まりました。
…学校に行きたくない
!?
一学期は楽しそうに学校に行っていた。だけど、時々行き渋ることもあったテル美。なので、不安を胸に抱えつつ一日休めば次の日は行くだろうと判断して、私もパートを休んで様子を見ることに。
学校を休んでもいいことが確定した後の娘は少しの間ゴロゴロ寝てましたが、その後はいつも通り家の中で元気に遊んでいました。
よして翌日。
あまり元気はないものの、娘は学校に行きました。
学校どうだった?
楽しかったよ!
学校から帰って来た娘はその日の嬉しかったことを語り、とても楽しそう。
これなら、明日からは大丈夫だと一安心。
しかし翌朝……
学校行きたくない
!?!?!?
昨日楽しかったんじゃないの!?
なんで!?
…………
何を聞いても無言になってしまうテル美。布団の中にこもって起きようともしない。
あれこれ声をかけても、返事はしないし最終的には「お腹が痛い」。
その日は偶々パートが休みだったので、仕方なしと休ませる。
この日から……
テル美は学校に行くことができなくなりました。
リアルな本音~不登校初期「学校に行きたくない」と言われてから~
ここからはテル美に「学校に行きたくない」と言われたときのテルの本音をご紹介。
どんな内容でも自分と同じことを考えている仲間がいれば落ち着くもの。
不登校に悩むママ・パパさんと、テルの赤裸々な心中はどれくらい一致しますかね?
「わかるぅ~!」って思ってもらえるのもよし。「自分の方がマシだ」と思うもよし。「こんなもんなんて甘っちょろい」と思う人には、心の底から「お疲れ様です」と言いたい!
イライラMax!
どの感情がもっとも突出したかといえば、恥ずかしながらとにかくイライラしました。
こんな感じ。
昨日は楽しいって言ってたのに!
これから仕事どうすればいいの!? そんな簡単に休めない!
ギリギリまで連絡できなくて登校班のみんなに迷惑かかるじゃん!
お腹痛いって本当なの!?
家で元気で遊ぶなら学校に行けよ!
やっと夏休みが終わって自分の時間がとれると思ってたのに!!
うひゃあ。今思い返すと中々にキレてますね。
当時の私は、とにかく子どもと離れて一人で過ごす時間が欲しかった。そして、職場に迷惑をかけたくないという思いが強くて仕事を休むことにものすごく抵抗がありました。
学校に行くのか行かないのかで朝からハラハラドキドキ。
行って欲しいのに、出発直前までグダグダ言って最終的に「行きたくない」。
むきーーーーー!!!!
ってなってましたね。
「どうしよう」「どうしよう!」「どうしよう!!」
怒りの次にテルの頭の中を占めたのは焦りでした。
・このままずっと不登校になったらどうしよう
・勉強が遅れたらどうしよう
・友達がいなくなったらどうしよう
・不登校になることによって、子どもの将来に支障が出たらどうしよう
・(テルの)仕事ができなくなったらどうしよう
・習い事も行けなくなってしまうかも!
う~ん、焦ってますねぇ。
当時はとにかく学校に行けないことで生じるデメリットで頭の中がいっぱいになりました。
なんで、どうして、こうなった!?
焦りと同じくらいにテルの頭の中には「どうして!?」が飛び交いました。
・夏休み中は学童通えてたのに、どうして学校はいけないの?
・学校で何か嫌なことがあるの?
・行けなくなった原因はなに?
・どうして聞いても答えてくれないの?
やはり、不登校初期に知りたくなるのは不登校の原因。
テルはどうして不登校になったのかを突き止めたい気持ちでいっぱいでした。
不登校の初期の娘に対してテルがしてしまったこと
頭も心も強い負の感情でいっぱいいっぱいのテルは、テル美の不登校初期にしたのはこんなこと。
・どうして学校に行きたくないのか聞き出そうとする
・どうにかして学校に行くように促す
不登校の知識が全くなかったテルはこの二つばかりを頑張ってました。
結果、どちらも失敗。
学校に行きたい理由は本人にもわからない。
あれこれ言って行くように促してみても、出発する直前に結局は行けなくなる。
今となってはこの二つのどちらもするべきではなかったと考えています。
とはいえ、当時の私の精神状態と知識では仕方がないことでした。
突然自らの子どもが不登校になったら誰でもすると思います。
大事なのはどうしてこれらの行動がよくなかったのか気が付くことです。
気が付けた時点であなたは不登校問題の解決に向かって一歩も二歩も前進しています。
「どうしてこれらの行動をしない方がいいの?」と思う方はテルの他の記事をご参照ください。
今思いつく、当時してあげられたらよかったこと
テル美の不登校から約一年。もしあの時あんな風に出来ていたら…、もしあの時これを知っていたら…。
当時のテルがもし出来ていたら、不登校に悩む時間が減り、もっと早く再登校できていたかもしれない。そう思える二つのことをご紹介します
【学校を休んだほうがいいよチェックリスト】をもっと早く知り、チェックしていれば…
不登校にわが子がなったとき、ほとんどのママはこう考えると思います。
「これって休ませた方がいいの?」
なんらかの深刻な問題があって、休ませた方がいいのかも?
けれど、もしかしたらただサボりたいだけかも……
行かせた方がいい? 休ませた方がいい?
こんな風に悩んでいませんか?
テルはめちゃくちゃ悩みました。
そして、テル美が不登校になってから大体20日後くらいに出会ったのが【学校をやすんだほうがいいよチェックリスト】です。
子どもが「学校休みたい」「学校行きたくない」と言っているけど、休ませていいのかな?と心配になっている保護者の方に向けたチェックリストです。
引用元:学校を休んだほうがいいよチェックリスト|Branch
この「学校休んだほうがいいよチェックリスト」を使って、「まだ学校に行っていても良さそうだな」「これは休ませた方がいいな」と保護者の方がご判断する後押しになれば良いかなと思います。
こちらのチェックリストは不登校のお子さんやご家族の支援をしている、不登校新聞 / キズキ / Branchの3社で開発しており、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの松本 俊彦先生に監修して頂いています。
といったように、このチェックリストは精神科のお医者さんが監修されており、LINEで手軽にしかも無料でできます!
こちらのチェックリストにトライした結果、テルは自分が子どもを休ませていることは正しいことなのだと、心底ほっとしたことを覚えています。
チェックリスト名のところにリンクを張り付けておいたので、お子さんを学校に行かせるべきかどうかを悩んでいる人は是非チェックしてみてください!
風邪やインフルエンザと同じように割り切って休ませてあげればよかった
どうしても体調不良でもないのに「学校に行きたくない」と言われてしまうと、親としては休ませることに二の足を踏んでしまいますよね。
もしかしたら、大した問題もないのに行きたくないといっているだけかもしれない。
こんな風に考えて、どうにかこうにか学校に行くように促してしまいがち。テルもそうでした。
でも、一年間不登校と向き合った現在のテルはこう考えるようになりました。
・学校を休むことなんて大した問題ではない。
・子どもが抱えている問題が深刻でないなら自然と学校に通えるようになるだろうから、一先ず休ませておけばよかった。
・体の不調も心の不調も平等にフォローしてあげるべき。
勉強の遅れはどうしても気になると思いますが、やる気にさえなれば取り返しはつきます。
(勉強の遅れが気になる人は、あわせてこちらの記事も読んでみて下さい)
そのやる気を出すには休憩が必要な時だってあるんです。
当時テルは「行きたくない」と言われた瞬間、仕事や子どもの将来ことばかり考えて、目の前のテル美の心を思いやる余裕が全くありませんでした。
気軽に休ませてあげられるような自分だったらよかったのに、と今になって思います。
そして、深刻な問題を抱えているわけでもなく学校に行きたくないと言う子は次の日にはあっさり学校に行くと思います。
サボり癖がつくのでは……と心配になる気持ちはとてもわかります。
けれども、これはサボったらどういうことになるのかを実体験で学ぶ大チャンスです。
授業の内容がわからなくなる、友達の輪に入りづらくなる、話題についていけない、などの状況を経験したお子さんは「学校に毎日行くって大切なことなんだなぁ」、と他の子では気が付けない大切なことに気が付いてくれるかもしれません。
そう実感できれば自然と学校に通うようになるはずです。
そして、休んでみても元気が取り戻せずに、そのまま不登校になってしまうのであれば、お家で何らかのケアが必要な子なのだと思います。
体の不調は目に見えたり、身体に触れれば気が付けます。
けれども心の不調にはなかなか気が付けない。
そう気が付けないだけで、なんらかのサインは出ています。
そのサインのひとつが「学校に行きたくない」という言葉だったりするんです。
もう少し、心の不調にも敏感なママでいれたらよかったなぁとか考えちゃいますね。
テルと同じだと思った、そこのアナタ……
さて、「学校に行きたくない」と言われた時のテルの気持ちを正直に語って、当時を振り返ったわけですが、共感してくれたママ・パパはどのくらいいたでしょうか?
振り返ると、「どんだけ余裕がないんだよ!」「もうちょっと、今の子どもに目を向けてやりなよ!」と当時の自分に言ってやりたくなります。
だけれど、もう一つ当時の自分に言いたいことがあります。
「気持ちわかるよ。イライラして当然だよ。だって自分自身にとってもはじめての状況だもんね」
「辛い日はしばらく続くけど大丈夫! 乗り越えたら自分も子どもも家族も全部が今よりずっと強く、そして仲良く、楽しくなってるよ!」
今お子さんの不登校に悩んでいる全てのママ・パパにも同じメッセージを贈ります。
不登校を乗り越えるのはぶっちゃけ大変です。
だけれど、お子さんが不登校になったということはつまりこういうことです。
まだアナタの家庭には伸びしろがある!!
不登校を乗り越えている過程にいるテルですが、今となっては娘が不登校という目を逸らすことが許されない人生の壁を家族の前にドーンと置いてくれたことに感謝したいくらいの気持ちです。
これほど娘を真正面から見つめ、向き合い、考えまくったことはありませんでした。そして、その結果テル家族は一年前と比べて何倍も素敵な家族になったと断言できます。
悩んで当然、苦しくて当然。だけど、乗り越えられない壁じゃない。
テルはこれからもこのサイトで不登校に悩むママ・パパのヒントを発信していくので、是非参考にしてみてください。
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