【鵜呑み禁止!】子育てに悩むママさん気を付けて! ハウツー本やWeb情報の罠

不登校

今回はテルが実際に経験をしたことをもとに、不登校や子育てに関して学ぼうとしているママに子育て関係のハウツー本やWeb情報の上手な活用方法をご案内。

結論からいうと、妄信・鵜呑みはやめたほうがいいです。

ブログでノウハウを公開しているテルですが、敢えてこれは声を大にしていいます。

特に、「一日で出来る!」とか「90%は成功!」とかいう魅力的な表題にはご注意!

実際やってみると、無理があったり、失敗だけならまだしも状況が悪化したり……。

それは何故なのか。

実体験から語らせていただきます。

本を妄信して大失敗→すべてが裏目に!

テルはその昔、長女テル美のトイレトレーニングをしなければと焦っていました。

そしてその時に出会ったのが、短期間で子どもがトイレに一人で行けるようになるというタイプのハウツー本。

これは有難いと、速攻でそれを読み込みました。

テル
テル

ふむ。出来たときはメチャクチャ褒めてしっかり愛があることを伝えつつ、失敗したら、強めにしかってお漏らしはダメなことなんだと分からせる。なるほどなるほど。

こんな感じの内容を鵜呑みにしてテルは早速実行してみました。

その結果……娘のテル美はトイレに行くのを嫌がる大のトイレ嫌いになってしまいました。

本にはたくさんの人が成功しているって書いてあったのに、どうしてぇ

本の詳細は語りませんが、読んだ通りにきちんと実行したにもかかわらず、大失敗。

しかも、叱るところだけが子どもに響いてしまし、トイレ嫌いだけではなく子どもの自己肯定感をも下げてしまう結果に…。

ぶっちゃけいいことなんて何もありませんでした。

でも、その本には自信満々で「この方法を実践して、多くの子どもが成功している」と書いてあったのに、何故テルは失敗してしまったのでしょうか?

目に見えない心の条件。整ってるって判断するのは激ムズ

色々な条件が複雑に絡み合っての失敗ではありましたが、今振り返ると以下の点に一番の問題があったと思います。

テル
テル

ふむ。出来たときはメチャクチャ褒めてしっかり愛があることを伝えつつ、失敗したら、強めにしかってお漏らしはダメなことなんだと分からせる。なるほどなるほど。

そう、この愛があることを伝えつつという非常に曖昧で形の見えない必須の条件。これがもの凄く重要で曲者なんです。

テルはその場限りの言葉や行動で「大好きだよ~」って伝えながらミッションに挑戦しました。けれども、子どもは突然それまでにやったことのない、しかもかなり難易度の高いことを要求されることに戸惑ってそれどころではない。

その上、失敗したらこちらは強めに叱らなくてはいけない。

テルは結局愛情を伝えきることが出来ず、テル美にとって急にトイレトレーニングを強いて失敗したら怒る母になってしまった、といった感じでした。

何が問題だったかというと、目的を達成するための必須条件のなかに目に見えない心の状態が入っていたことです。

テルはその場かぎりのコミュニケーションでその条件を満たしていると思い込んでハードなトレーニングを強要してしまいました。結果、求めていたものとは真逆の状態になってしまいました。

つまり、マニュアル通りにやっているつもりでも、チャレンジする自分や子どもの精神状態、親子関係や体調など目に見えない部分が整っていないと成功しない。そしてこれらは目に見えないので条件がちゃんと整っているのか正確な判断が難しいんです。

「9割が成功しました!」の1割に自分がなる可能性は意外と高い

ハウツー本やWEB情報には「挑戦した9割の人が成功しました!」とか、「この条件さえ整えばこの方法で誰でもできます!」などの文言があると、読者はみんな自分でも出来ると思い込んでしまいます。

けど、ちょっと待って下さい。ちゃんとチェックしなくてはならないポイントがあります。

まず、「挑戦した9割の人が成功しました!」の挑戦した人がどんな人なのかです。

さて、この人達は私達読者と本当に同じ立ち位置の人なのでしょうか?

本を読んだだけの人? それとも、著者によって直接具体的なレクチャーを受けた人?
予備知識は元々あった人? それとも、ずぶの素人?
親子関係は良好のいつもニコニコママだった? それとも、疲れてイライラしているママだった?

などなど、いろいろなパターンが考えられます。それは文章に記載されている場合もあれば、まったく記載されていない場合も、一部だけが記載されているパターンもあります。

つまり、サンプルとなった挑戦した人と読者の私たちは同じスタートラインに立っていない場合があるということです。

また、「この条件さえ整えば、この方法で誰でもできます!」と書かれていても、この条件を整えるまでが難しい場合もあります。

子育て系のハウツー本などは心の条件が整っていることを前提条件にした内容が多い傾向があります。

特に「普段から愛情をしっかり伝えてあげている家庭なら出来る」とか「親子関係が良好であれば実行してみましょう」とか多い気がします。

意外とこの最低限整っていないといけない条件を達成するのが難しい。

例えば、

「普段から愛情をしっかり伝えてあげている家庭なら出来る」→愛情が伝わっているかどうかを見極めるのかが難しい。

「親子関係が良好であれば実行してみましょう」→良好だと思っているのは親だけかもしれない

「怒るのではなく、叱るようにしましょう」→親側が意識しているだけで、子どもには怒ると叱るの差がわからない場合もある

といった感じです。

なので、どんなに成功者が多いと書かれている情報でも、自分もそれに当てはまると過信するのは禁物。

だって、自分一人ではできないからと悩みに悩んで新しい情報を求めて本やWEB検索をするようなことが、そんな簡単なはずはないんです。

自分は残りの一割になるかもしれない。

子育てに関する重要なことならば、そういう気持ちで警戒しながら自分に合った方法を見極める。

これは自分と我が子を守るためにも重要です。

子育て情報を上手に取り入れるために意識するべきこと

ここからは、状況を悪化させるような情報を鵜呑みにしないためにテルがしている心構えをご紹介します。

これまではハウツー本やWEBの情報を鵜呑みにして実行するリスクを語ってきましたが、今でもテルは子育てに悩むたびに本も読むし、WEB検索もするし、YouTubeも参考にします。

そして、それらの情報を活かして様々な困難な問題を改善してきたのも事実です。

意識するべきはこんなことです。

①自分や子どもが成功者とは全く違う条件の人間だと意識すること

②失敗したときのリスクをしっかりと想像すること

③見えない心の部分が必須条件になっている場合は特に警戒すること

④試してみて、自分や子どもが辛かったら(辛そうだったら)すぐに中断する

自分や子どもが成功者とは全く違う条件の人間だと意識すること

どんなに自分と同じ状況から悩みを解決しているように見える成功者でも、その人は自分とは全く違う人間です。

生活環境、人間関係、親子関係、夫婦関係、ストレス具合、金銭面、周囲のサポート状況、子どもの成長具合など、アナタとは別の条件下で生きてきた人です。

違う環境下にいる人間が同じことをしようとしたとして、完全にそのまま再現することは出来るでしょうか?

かなり難しいですよね。

料理やエクササイズなどの心の問題が関わっていないことでも、同じように再現するのは大変。

子育てに関してなら尚更です。妄信して突き進む前に落ちついて自分と成功者の違いを考えると情報の活かし方が見えてきます。

失敗したときのリスクを想像すること

ハウツー本やWEB情報には時々「そんなことして大丈夫?」とか「うちの子にそんなこと出来るの?」と思ってしまうような内容があります。

これらの情報は「大丈夫じゃない」し「出来ない」可能性は大いにあります。

だって、アナタは他人より自分のことや子どものことに誰よりも詳しいママさんですよね?

どんなに成功体験をした情報発信者が「出来る!」と語っていようとも、その人はアナタ達の状況を全く知らない赤の他人です。

アナタが信じられないと一瞬でも思ったことは、本当に出来ない可能性がある。もし出来なかったらどんな結果になるのかをしっかり考えてその後の行動を決める必要があります。

見えない心の部分が必須条件になっている場合は特に警戒すること

何度も言っていますが、見えない心の部分が必須条件になっていたら自分や子どもがその条件に当てはまっているのか慎重に考えて下さい。

とはいえ、心は見えないのだから判断が難しい。

そう思う方は、整っていないことを前提に②を実行することがおすすめです。

子育てで新しい情報に頼りたくなるときは往々にしてママは疲れ気味。

もしかしたら、頭を使うことすら億劫で自分に都合のよい情報をそのまま実行してみたくなるかもしれません。けれども、ここは踏ん張りどころ。

考えることをやめて見知らぬ他人の情報を実行して失敗したとき、絶望するのはアナタであると同時にお子さんなんですから。

試してみて、自分や子どもが辛かったら(辛そうだったら)すぐに中断する

アレコレ言いましたが、ハウツー本のやWEB情報が最高の結果をもたらしてくれることだってあります。

自分達に出来るかどうか不安はある。けれども実行してみたい。そう思って当然で、していいと思います。

そしてそんな時はしっかり自分と子どもを見つめましょう。

チャレンジして心が辛くなったり苦しくなったりした場合、少なからずそのチャレンジは今のアナタやお子さんにとってストレスになります。

これは何かを改善するかわりに、心を擦り減らしている状態です。

心のパワーが擦り減ると、他の全てのことに対するやる気が無くなります。

しかもチャレンジしている段階では本当に改善できるかもわからない。

そんな大きなリスク背負う必要はないと思います。

だから、もし「このまま続けて大丈夫だろうか」と不安になったら一度中断しましょう。

もしかしたら、今は出来なくても、時間をおけば出来るようになる可能性もあります。

焦らずに進みましょう。

だって大事なのはアナタとお子さんが幸せになるためにしていることだから。

この記事を鵜呑みにする?

ここまでしっかり読んでいただいたママさんならわかっていますね。

まずは練習してみてください。

ここまでのテルの話を鵜呑みにしていたらちょっと危ない。

「本当にこの人の言ってることって正しいのかな?」

そんな風に思えていたら百点満点!

テルを含め情報発信者はアナタにとって正解を与えてくれるわけではありません。だって、アナタのことをこちら側は何も知ることが出来ないのですから。

テルや情報発信者はただのヒント屋さんです。

ヒントを組み合わせて、オーダーメイドの解決策をつくるのはアナタ自身です。

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